建物の値段を求める計算式とは

不動産を手放し、確定申告をする時の事だ。

申告書に計算書を添付しなくてはならぬのだが、その計算には

土地の値段と建物の値段を分けて記入する様になっている。

海外の物件は値段が別に記載されている。

しかし。。

日本の物件について不動産屋さんに問うと、記録が無いと言う。

代わりに売買契約書のコピーが送られてきた。

が、土地と建物一緒に買った値段。

「建物の値段が知りたい」と言うと、割り戻しの計算式というのを教えてくれた。

 

土地には消費税がかからない。

建物にはかかる。

なので、当時の消費税は5%、契約書には消費税額が記載されている。

 

(消費税額÷購入時税率0.05)+消費税額=建物の値段

 

と、こういう訳だ。

 

そしてその値段を、木造やコンクリート製等別にされている割合で

計算した金額が全体の購入時価格から引かれ、それが申告上の購入時の値段となる。

経過した時間が長いほどどんどん建物の値段は低くなり、

木造等33年で殆どの建物価値が無くなる。

売却時の値と乖離する程税金が高くなる訳だ。

 

外国の物件は、年数が経っているからという事で値が下がるという事は

あまり無い様な感じ。

水回りの設備の構造等根本的に日本とは違うらしいが(コンクリートの場合)

度々リニューアルの工事をしているけれど、古い建物でもバリバリのお値段で売っている。

何十年と経った物件だったが同じ値か高い値で売却される。あらびっくり。

為替差損益はあるけれど。

 

海外の不動産って凄いと思う反面、

日本の、購入時金額をめっちゃ低くする計算式は一寸酷いんじゃないのと思う。

って、同じ意見がネットのどこかにも出ていた記憶があるなぁ。

何千万の建物の値段が、33年でほんの数十万の価値となる。

お家を買うのはよっぽど良い地域以外は

投資ではなく目減りするだけだから、

ずっと賃貸派という人の考えもわからないでもない。

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