壇蜜さんが和菓子屋さんを開業しようとしていた時
パトロンが亡くなり、その時に葬儀の仕事への興味が沸き、
そういう学校へ通って勉強しシースルーの色っぽいブラウスで面接を受け
葬儀社に合格したと聞いた。
患者が亡くなれば病院に急行し、その後漫画喫茶の様なところでシャワーを浴び
その足で水着のグラビア撮影に臨んでいたとの事。
人が亡くなりその葬祭で葬儀社の仕事を見て興味が沸くというのは、
葬祭ディレクターという人たちの有能さというか、人間味溢れるところだと思う。
私が話を聞いたお兄さんは若干36歳。
クレヨンしんちゃんが生身だったらちょうどその位だ。
若い!!
所作も美しく丁寧だし、配慮が行き届き
有料のオプション以外でも細かく手を加える。。。そんな人だ。
例えば老人の遺体がムンクの叫びの様な苦悶の表情で亡くなったとしよう。
病院ではエンゼルケアといって、体は綺麗にしてくれる。
しかしムンクの表情はずっとそのままである。
遺族は葬儀中ずっとこのままなのかと心砕かれるかもしくは笑うかだろう。
しかし葬儀社は決してそのままにはしない。
死に化粧をしてくれるメイクさんではなく
なんとその葬祭ディレクターの36歳のおにいさんが、料金をとらずガチンと口を閉じ、
ヘア、鼻毛と首の向きを整え
見違える様に美しく人間の尊厳を保ってくれるのだ。
お若いのに、脱帽としか言えない。